10日間集中セミナー初日

10日間のゲシュタルト療法集中セミナーが9日から始まった。
毎日、基礎理論を解説します。

まずゲシュタルトの特徴は心理療法である前に、人間を有機体として捉えるところから始めるのだ。
生き物はそれ自体に生きるシステムを持っている。

植物は動かないという選択をした。だが土の中では栄養素、水分のある方向に気づき根を伸ばしていく。地上では光合成をするために常に太陽に向かって葉を広げ芽を伸ばしていく。

動物は動くという選択をしたので、世界を知り気づくために、目で見て気づく目の機能、音で安全が危険化を察知する耳の機能、匂いを嗅ぐ鼻という機能、世界を直接的に触れる触覚、食べ物は味覚という味蕾を舌に発達させた。

さらにホメオスターシス(恒常性)というに原理に基づいて生命体を維持している。
例えば人は酸素を一定に保つために、一分間に12~20回ほど呼吸している。
吸い込んだ空気を肺胞で血液に酸素を取り入れる。また二酸化炭素を吐く息で外に吐き出す。
走ったり山道を登るときに呼吸がゼイゼイと乱れるのは、身体内の酸素が足りなくなりそうなので呼吸を早くして、酸素の取り込みを急ぐからだ。
一休みすると呼吸が元の一定よりズムに戻るのは体内に十分な酸素が行き渡るからである。

このように酸素を体内に一定保つしステンをホメオスターシスという。血液の中の栄養素や流れを一定に保つことができる状態を血圧が正常値てあるという。しかし、血圧は常に変化していて、歩いている時は高めになるし、嫌いな人や上司がそばくれば血圧は上がるのだ。そしてまた正常な値に戻る。これも恒常性のの原理である。

ホメオスターシスの原理は感情や心の原理であり、生理的な機能であることにフリッツ パールズは気がついた。
心や精神、感情を無意識な世界に閉じ込めたフロイドや心理療学に、大きな衝撃を与えた。

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