ゲシュタルト学会アイルランド大会で「家族連鎖」は一番人気で36名でキャンセル待ちだったのに
今回は学会についての報告です。
アンセル夫妻に再会することができました。
3年前にアイルランド大会が決定した時に世界でパンデミックが起こり、
開催中止を余儀なくされました。
それでも今年は強引にも開催を決行したので、
多くの重鎮が参加していないようです。
また、いつも顔を合わせるような人たちも少ない感じでした。
そんな中でもスタッフの人達は頑張っていて、
いつもより参加者が少ないせいもあって親切に対応してくれた。
Pre-conferenceの「家族連鎖」は一番人気で36名でキャンセル待ちが出ました。
しかし、ウクライナ侵略が起きて、講師のキャンセル、セッションのキャンセルが相次ぎました。
大会からも百武は本当に来るのかと確認のメールが来ました。
そんなわけで当日の参加者少なく残念無念。
それでも内容は、深く満足出来るものでした。
元ダンサーで博士でもある女性は、
ニューヨークに住んでいるアメリカ人。
父親のテーマから始まり、ブラジル人の母親、ユダヤ人の父親の関係が、
自分たちの二人の息子のことと重なり合い、
連鎖していました。
彼女のアイデンティティは、
彼女の母親のブラジル人なのか、
それとも自由を求めてどこかに消えたユダヤ人の父親の血なのか?
このように家族の世代間のアイデンティティは、
日本では中々見られない人種、
地球規模の移動が背景にあった。
本番のConferenceは、Zen, Japnese familyをテーマ。
陣内さんと百武の二人ファシリテーターとして行いました。
流石に本番の頃になると、参加者がどっと増え、
会場も満席御礼になった。
フリッツは京都の大徳寺に2回ほど、
座禅を体験するために来日している。
彼はSATORIを得るために一生座っていられない、
と言って帰国したが、
GestaltのAwarenessは、小さな気づきであり、
Mini-Satoriと呼んだ。
最初に、ゲシュタルトと禅の関係を百武が説明。
陣内さんがフリッツが座禅したであろう大徳寺の風景を見せながら、
座禅の作法を紹介した。
その後に、各人が今の自分の不安や課題を頭の中で思い描いてもらい、
実際に20分ほど座禅を体験してもらった。
参加者から感想を聞くと、
「落ち着いた」「クリアーになった」
と好評なフィードバックが多かった。
今後、陣内さんがZenとGestaltのことを、
IAAGTで広めてくれるだろう。
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